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アウトドアコラム●フリース






 

街にブレイクしたアウトドアウエア



 冬のアウトドアで必須のウエアと言えるのがフリース製品です。アウトドアばかりでなく、今や冬のタウンウエアとしてもすっかり定着。軽くて温かく、肌触りも柔らか。ジャケットや中間着のアウターはもちろん、帽子や手袋、靴下にマフラー、ブランケットと、いろんなところで使われています。

  フリースが登場したのは1980年ごろ。軽くて温かい素材としてアメリカのアウトドアメーカーが登山用のウ工アに採用し、アウトドア愛好者の間で広まりました。当時はジャケットで1万円以上した専用ウエアでした。ところが2000年にユニクロが1900円という破格値で打ち出し、それまでアウトドア市場が中心だったフリースが、日本中に大ブレイクしたのでした。

基本は「重ね着」

軽くて温かいフリースですが、風を良く通すので野外ではヤッケなどと組み合わせて使うのがおすすめ。アウトドアでは重ね着のレイヤードが基本なので、厚手のものより薄手を何枚か組み合わせて体温や発汗を調節します。ただし、羊毛のセーターなどとの重ね着は静電気を発生させやすいので要注意。また、ポリエステル繊維なので火にもご用心。焚き火が爆ぜて穴が開いたり、ランタンに触れて溶けたりなど、火傷や事故のもとになりやすいので気をつけましょう。

  洗濯は毛玉が出やすいので裏返しにして洗濯ネットに入れて洗います。吸湿性が低いので乾きやすいのも特徴。熱には弱いので乾燥機は使わずに。また、静電気を帯びる性質を逆手に取って、ホコリを吸着することも。使い古したフリースは家庭でモップがわりにお使い下さい。

  (了)

文:福信行(フードノベリスト/組立通信)
※このコラムは情報誌に掲載したものです。