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選び方その1●発注先の専門分野を知る
「やりたいこと」にあった制作会社や代理店を選ぶ。
クリエイティブの目的によって、使うテクニックや表現はちがいます。名刺や会社案内に強い人に「通販用」のカタログやDMを頼んでも ?? だし、
カタログや冊子を作るデザイナーに「 WEB用の素材」を頼んでも、無理があります。水着のデザイナーにカバンのデザインを依頼するようなものです。
「何をつくりたいのか」
「目的は何か」「いくつぐらいの世代にむけたものか」
制作・デザインといっても幅が広いのです。
どの業界の経験やノウハウがあるのか、制作担当者が その分野に興味を持っているかどうかは 知った上で発注したいものです。
選び方その2●希望と好みは遠慮なく具体的に伝える
情報や使用目的、ゆずれない好みは
明確に伝えること。
「こういうのがほしい」は具体的に伝えること。
商業デザインは「お題を与えられて」作るものです。
打ち合わせのときに、意向や条件は伝えたいものです。
組立通信が外部に依頼しても、まるまるおまかせで◎な仕上がりなんてほとんど望めません。イラストだって結構修正がはいります。
だって「おまかせ」は高度なのです。
写真や過去のパンフレットや封筒など、素材をあるだけ出すことも大切です。
書くことが苦手なら、口で伝えるだけでもかまいません(組立通信のクライアントの90%は口で伝えるタイプです ^^)。
選び方その3●優先順位を決めておく
優先順位って、「何にお金をかけたいか?」です。
速度? 値段の安さ? デザイン性? 提案力? 経験値?
譲れない順を決めておいた方がスムーズに進行します。
選び方その4●お金の話は最初にする
仕事が始まる前に予算は伝えるべき。さらにいえば、予算は見積りをとる前に立てておくべきです。
納期も「いつまでに」を 明確に伝えるとストレスがありません。
また、制作行の仕事の値段は、
・本職が別にあってアルバイトで制作している
・自宅で仕事している
・事務所を構えて仕事している
・設備が整っている
・スタッフがいる
・著名人である
・先生と呼ばれている、専門分野が希少である。
・受賞している
…などの順に、上がります。
おしなべて平均いくら、というものではありません。
おまけ●デザインを選ぶとき
「選ぶ行為」もデザインです。
グラフィックデザインは「芸術作品」ではないので、商業目的を果たしていることが前提です。でも最終決定権はクライアントさんにあります。
なのに、なんとなく選んでいませんか。なんとなく修正を指示していませんか。
建築設計やプログラマーの仕事に意見する人はめったにいませんが、グラフィックは「平面」であるゆえ、知識がなくても色々言ってしまうことが多いのです。
グラフィックデザインも情報の「設計」です。
多くのデザイン案が、多くの情報に基づいて「一番バランスのいい」ところに収まったものであることを知った上で、あえて意見を言ってください。
根拠のない感想や好き嫌いではなく。
- 見慣れたものとくらべてどうか
- 自社のブランドイメージと合っているか
- 見やすいか わかりやすいか
- 古いか、新しいか(書体や色使いなど)
新しい・懐かしい・新鮮・洋風・和風・自然・人工的… |
自分に指標がなくて、たまたま前を通った他の部署の誰かに意見を聞くとか、社員全員に意見を求めて、「私これ好き」「私はこっち」なんて…そうなるともう最悪です。クライアントの方向がおかしくなってスピードダウンするし、制作から降りたくなります。
チェックとは、内容に間違いがないかの確認作業です。無理に修正を入れる必要はありません。いいものを完成させようと思ったら、根拠のない思いつきの訂正をあげないことだと思います。
でも、根本的な食い違いは指摘すべき。やってほしいことと全然ちがうとか、その色はきらいと伝えたのに とか、そもそも自分の業界のことを本当にわかってデザインしたのか? とか。行き違いは指摘すべきです。
スケジュールが乱れたら…
・修正指示を出したあとが上がってこない
・いつまでたっても仕上がらない
・メールを送っても返事がない
制作者が何らかの理由でうんざりしているサインです。制作担当者を変えてもらうか、他社に切り替えるか、怒るか、白紙に戻さないと多分前には進みません。
おそい!! と怒る前に。
制作者にも 「段取り」があり、「他の仕事」がある。
依頼を受けたその日に制作を開始できる暇な制作者ってほとんどいなくて、いくつもの案件と締切に段取りをつけて、着手します(だって一週間分の仕事の予定がない会社なんて・・恐いじゃないですか!)。
ただし、納期と金額の交渉を最初にした場合なら、おそい!と怒っていいんですよ。
デザイン費だけで発注したのに「戦略提案」や「売れ行き」を求めるのは見識不足だし、他力本願すぎ。でも期待をこめた予算で発注したのに、「まとめた」程度の制作物しかあがってこなかったら、それは制作者の怠慢(力不足?)です。
あまりに内容なく、アレンジもなく、写真だけキレイとか白場が多いとかなら、デザイナーの質か打ち合わせの質の問題です。
制作費という、お金を払う勝負にでるのです。
気持ちよく長く関係できる相手と仕事をする、 これが理想であるでしょう。
※このページは2005年のえでぃでざいん(組立通信の前身)のサイトで
好評だったページを流用しています。 |